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2009

RM 021

トゥールビヨン エアロダイン

キャリバー RM021

手巻きトゥールビヨンムーブメント、時・分表示、パワーリザーブ表示、トルクインジケーター、ファンクションセレクター

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RM021 トゥールビヨン エアロダインは、カーボンナノファイバーをコアにし、ハニカム構造の斜方晶系チタンアルミナイドとチタンを地板に採用した最初の時計です。こうした素材を時計の設計に使用することがリシャール・ミルの長年の夢でしたが、越え難い壁があり、見込める収益もそれほど多くありませんでした。それでも、目標に立ちはだかる難題を押しのけ、2009年にこの卓越した時計を完成させたのです。

斜方晶系チタンアルミナイドは、チタンアルミナイドから開発された新種の合金で、Ti2AINbの斜方晶相上に並んだ固有の結晶分子構造を持ちます。この合金をハニカム状の幾何学模様状態で使用することになったのは、極めて高い熱への耐性とねじれ抵抗が不可欠なため、米航空宇宙局(NASA)が超音速機の翼の心材として使うための研究を行ったことが発端でした。

この蜂の巣状の合金には、稀に見る剛性と熱による延性係数の低さ、そして並外れたねじれ抵抗などの特性のあることが証明されたのです。

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文字盤側から見える地板の形状は、翼の先端が機体の中央より高い位置にある全翼機のV字に類似しています。香箱とトゥールビヨンは空気力学的な構造の中央深部に配置され、軽やかなブリッジの上で、両側の4本のアームに支えられています。

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この手巻きトゥールビヨンムーブメントは70時間のパワーリザーブを誇り、11時位置と12時位置の間に配されたパワーリザーブ表示に表示されます。文字盤には時針、分針、トルクインジケーター、ファンクションセレクターも搭載されています。

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RM 019
トゥールビヨン
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RM 023
オートマティック
ネクスト